採れたてのとうもろこしのおいしさを体験したことはありますか?
「とうもろこし」は鮮度が命。収穫したては、生のまま食べられるほどジューシーで、その甘さに驚くことでしょう!農家さんだけが知っているこのおいしさを、どうにかしてお客さまにお届けできないか…。そんな思いからこのプロジェクトは始まりました。
はじめての挑戦!当日に収穫された有機農産物
朝収穫したばかりの有機とうもろこしを、新鮮なままお客さまにお届けしたい。
この初めての試みに賛同いただいたのは北海道十勝(とかち)地域で有機農産物を中心に生産する小笠原農園代表の小笠原保さん。物流は、空輸のスピードを活かした地域産品の魅力をお届けしている日本航空株式会社(JAL)さま、株式会社JALUXさまと手を取り合って実現することができました。
7月~9月限定、好評発売中!
“空飛ぶ朝採り「オーガニックとうもろこし」”と名付け、7月~9月の旬の時期に東京都・神奈川県のビオセボン店舗で販売中。発売開始直後から店頭に並べると即完売するほど大人気です!
※販売日・店舗はSNSでお知らせします。
これまでも、旬の新鮮な有機野菜をお届けしてまいりましたが、当日に収穫された農産物の店頭販売ははじめての挑戦!
今回は、北海道十勝の幕別町で有機農業を行っている小笠原農園さまにお話をうかがってまいりました!(以下敬称略)
北海道とかちで環境にやさしい農業を 小笠原農園さんの想い
ビオセボンではオーガニックじゃがいもの生産者さんとしてファンも多い「小笠原農園」さん。小笠原さんは80年以上続くレタス農場の3代目経営者として2012年に就農。「おいしくて、健康な野菜をつくりたい」という熱い想いから、自然にやさしい健康的な農業を追及し、有機JAS認証を取得されました。
現在はレタス・とうもろこし・じゃがいも・リーキなどの野菜類はもちろん、小麦や豆類(大豆、小豆)など18ヘクタールの面積で約30品目もの多種多様な農産物を栽培しています。
「有機だからといっても、味が良くなければ意味がない。野菜のおいしさと食べる人の健康両方を追求した栽培を心がけています。」
農場ではぼかし肥料(油かすや米ぬかなど有機肥料に土やもみ殻を加えて発酵させた肥料)やトウモロコシ・クローバーなどの緑肥(育てた作物を土にそのまますき込むことで肥料分にし、土壌改良に役立てる)、自然由来の農薬(食酢や重曹など)を使用した農業を行っています。
「小笠原農園さんの野菜なら、子供がおいしそうに食べてくれる!というようなお客さまの体験を聞くととてもうれしいし、そういう言葉がモチベーションにつながる。」と、お客さまの喜ぶ姿をイメージしながら、生産されているそうです。
オーガニックとうもろこし栽培へ
「とうもろこしは鮮度が一番。今回、早朝涼しいうちに収穫して甘みをとじこめたとうもろこしを、低温を保って空輸することにより、もぎたてのおいしさのまま自信をもってお届けすることができます。」
とうもろこしの有機栽培は手間がかかるため、小笠原農園では縮小傾向にありました。しかし、このたびの空輸の取り組みを通じて、「とかち」ブランドのさらなる発信のため、再び栽培に参画していただきました。
なぜ朝採りにこだわるのか
朝6時までに収穫し、帯広空港から飛行機で飛び立ち、お昼過ぎに羽田空港に到着。その後東京・神奈川のビオセボン各店に配送されます。
とうもろこしは日中、糖分の一部が、樹や葉を成長させるために使われて減ってしまいます。しかし、夜になると、樹や葉に蓄えられていた糖分が実のほうに送られるため、朝にかけて甘さが増します。そのため、早朝まだ明るくなる前に収穫するとうもろこしが甘いと言われています。暑くなる日の出前、とうもろこしが実に糖分をたっぷり蓄えられてるうちに収穫して、その日のうちに店舗にお届けすることで、甘いとうもろこしをお客さまにお届けすることができるのです。
オーガニックとうもろこしおすすめの食べ方
「おすすめの食べ方は、多めの塩を入れたお湯で6分ほど茹でることです。新鮮なうちに茹でることで甘さが引き立ちます。ぜひ、味わってみてください。」
収穫当日であれば生でも梨のような甘味とみずみずしさが味わえます。ぜひ一口食べて鮮度の良さを体験してみて!
小笠原農園の野菜をもりもりたのしめる、やさい屋カフェ「菜びより」
2020年に、直売所と合体させたやさい屋カフェ「菜びより」を農園のそばにオープン。
その名の通り、野菜が主役のお店です。「食べる人たちと直接つながり、得られる反響をやりがいにしたい」との思いからスタートしました。
小笠原さんは「食品ロスを避けるためにも、規格にとらわれない売り方をもっと広げたい」との想いから無選別で出荷をされています。形が悪くて多少割れていてもうま味や品質は同じ。さらに、畑で出た規格外野菜をカフェで使うことで食品ロスを削減しています。
「まずは野菜をもりもり食べて欲しいというのがお店をスタートしようと考えたきっかけです。放っておけば廃棄してしまうものも、新鮮なうちにたくさん食べてもらいたい。」と、農園とカフェを営むことでいい循環ができています。
今回の記事にご協力いただいた生産者さま
小笠原農園
(左から小笠原美奈子さん、小笠原保さん、愛犬ちゃこ)
80年以上続く農場の3代目経営者として2012年に就農。北海道十勝 幕別町で有機野菜を栽培。2020年7月よりやさい屋カフェ菜びより」をはじめました。
◆ご参照
北海道十勝より、空飛ぶ朝採り「オーガニックとうもろこし」を東京・神奈川のオーガニック・スーパーマーケット「ビオセボン」にて販売 ~新鮮な食材を空輸でお届けする産地直送の取り組み~
※写真はイメージです。
※商品の特性上、規格、デザイン、価格の変更および販売を終了させていただく場合がございます。
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